みなさん自宅でのギター練習アンプは何を使用されていますか?
楽器屋さんに行くとたくさんのアンプが置いてあるけど、どれを選んだらいいのか分からない。
という方も多いのではないかと思います。
特に家で使う場合は、住宅事情などもあり100w3段積みMarshallなんてものは使いたくても使えませんよね。
今回はそんな悩ましい自宅練習用アンプを選ぶ際に、搭載されていて欲しい機能をチェックしていきます。
購入後に「こんなはずじゃなかった...」とならない為にも、ぜひ参考にしてみてください。
自宅練習用アンプに必要な条件 BOSS KATANA MINI
真空管アンプorトランジスタアンプ
エレキギターで使われるアンプには大きくわけて2種類のアンプがあります。
真空管を使用した「真空管アンプ」と真空管を使用していない「トランジスタアンプ」です。
有名所だとMarshallなどスタジオやライブで使っているような、大きなスタックアンプなんかは真空管アンプです。
そして、これも日本のスタジオではよく見かけるジャズコーラス。
こちらはトランジスタアンプの代表的な存在です。
さて、どちらを選ぶ?という所なのですが自宅で練習に使うのであればトランジスタアンプの方が使いやすいと思います。
「え?真空管アンプの方がいい音がするんじゃないの?」
はい、好みの問題もありますが一般的に真空管アンプの方が温かい音でピッキングなどのニュアンスが出しやすい為、真空管アンプがいいと言う方が多いです。
私も真空管アンプが大好きです。
でも真空管アンプって結構大きい音が出るんです。
最近では小さめのワット数、1wや5wのような小型真空管アンプも登場していますがそれでも音がデカい!
私は自宅でBlackstar Studio10 6L6という10wの真空管アンプを使うこともありますが、たかが10wでも音はかなりデカくてヴォリュームノブをわずかしか上げることができません。
(音はFender系のキラキラしたクリーントーンでいい音出ます!)
それに真空管アンプはある程度の音量を出さないと本領発揮しません。
もちろん自宅で大きな音でギターを描き鳴らせる方であれば真空管アンプを選んでもいいと思います。
せっかく真空管アンプを買っても、蚊の鳴くような音量でしか使えないのであれば勿体ないですよね。
一方トランジスタアンプは小音量でも使用する事が出来ますし、多機能のものも多く便利なものが多いです。
それに真空管アンプと違って壊れにくく手入れも楽です。
真空管アンプは使用していくうちに真空管がヘタってくるので、真空管の交換が必要になります。
以上の事から自宅であれば、私はトランジスタアンプをおすすめします。
ヘッドフォン端子
この機能は日本の自宅事情であれば必須と言ってもいいのではないでしょうか。
ある程度は音量を出してギターを弾いても大丈夫と言う方でも、仕事から帰ってきて夜の時間帯にアンプから音を出して練習するのは気が引けます。
それに気持ちよく弾いていると段々と音量が上がってきて奥様に怒られる、なんて事が起こってきます。
やっぱり大きな音で演奏するのって気持ちがいいんですよね!
家族やご近所さんの迷惑にならない為にも、ヘッドフォンは使えるアンプを選びたいところです。
3バンドEQ
Bass Middle Treble
この3つ目の事を3バンドイコライザー(3バンドEQ)といいます。
それぞれの帯域を調整して音を作っていく部分ですね。
自宅利用を目的に作られているアンプですと、この部分が「Tone」などひとつのツマミしかない機種もあります。
Toneひとつではダメ!という訳ではありませんが、これから先スタジオのアンプを使ったり、ライブハウスのアンプを使ったり、色んなアンプを触る事が出てくると思います。
その時に3バンドEQってない?
なんかツマミ多いんてますけど?
となると困るので、早いうちから3バンドEQでの音作りに慣れておきたいですね。
チャンネル切り替え
アンプにはクリーンな音と歪んだ音を切り替えるスイッチがあります。
例えば練習している曲の中で、イントロやAメロはクリーントーンだけどサビになると歪む
などといった場合、クリーンと歪みのふたつの音色が必要になりますよね。
特にエレキギターをやろう!という方はロックやメタルが好きな方がと多いと思うので、歪んだ音は必要になってきます。
なので練習アンプもクリーンと歪みの2チャンネル、音が切り替えられるものを選びたいです。
あったら嬉しい機能
ここまでは自宅で使うことを考えると絶対ついていて欲しい機能をご紹介してきました。
ここからは+αであったら嬉しいな、という機能をご紹介します!
AUX端子
オックス端子、オグジュアリー端子と言われるものです。
スマホなどをこの端子に繋ぐと、スマホで鳴らした曲をアンプから流すことができます。
なのでアンプかはさギターとスマホからの音の両方が出力されます。
練習していきる曲を流して、それに合わせて練習
なんて事が簡単に出来ちゃうんです。
これがあるとギター練習が楽しくなりそうですね!
リバーブ
銭湯やお風呂で花歌を歌うとなんか気持ちよく歌うことが出来ませんか?
その時のようなホワッとした残響音、あれがリバーブです。
ギターにもそのリバーブを少しかけてあげると気持ちよく演奏することが出来るんです。
必須の機能と言う訳ではありませんが、あったら気持ちよく弾けるかな、という機能です。
※練習時にリバーブをかけすぎると、上手くなったように錯覚してしまうため注意が必要です
以上が私が自宅練習アンプに求める機能です。
BOSS KATANA MINI
先の6点を踏まえた上で私がリビング用に購入したアンプがこちら。
BOSS KATANA MINIです。
刀シリーズの中でも1番小さなモデルです。
機能を見ていくと
トランジスタアンプ ⭕
ヘッドフォン端子 ⭕
3バンドEQ ⭕
2ch仕様 ⭕
AUX端子 ⭕
リバーブ ❌
おしい!!!
ただリバーブの代わりにディレイがついています。
ディレイはいわゆる「やまびこ」ですね。
そう考えると自宅練習で必要な機能のほとんどが網羅されています。
うえの動画ではKATANA MINIの音も聴けるのでぜひ動画もご覧ください。
対抗馬
このアンプを選ぶ際に対抗馬となったのが今1番売れているであろう自宅練習用アンプの「YAMAHA THR10Ⅱ」でした。
音もいいし、先の条件6つもクリア。
他にもエフェクターが使えたりしますし、見た目もオシャレですよね。
そりゃ売れるわ!って感じです。
ただ値段が少しお高いんです。
- BOSS KATANA MINI ¥ 11,660
- YAMAHA THR10Ⅱ ¥ 32,500
THRの下位モデルの10Ⅱと比較しても2万円近い差があります。
これは結構大きいですよね。
2万円あればそこそこのエフェクターも買えますし...。
なのでお財布に余裕があればYAMAHA THR、安くて使えるアンプが欲しいという事であればBOSS KATANA MINIが良いのではないかと思います。
どちらを選ぶかはあなた次第です!!!
以上、自宅練習用アンプの選び方でした。
皆さんの環境にあった素敵なアンプが見つかりますように。
余談
完全に余談なのですが最近欲しいアンプがありまして。
それはMarshallやEVH5150Ⅲのミニスタックアンプです。
どうです?
ムチャクチャ可愛いですよね!!!
こんな可愛いアンプが部屋に飾ってあったら...
毎日が楽しくなりそうですよね。
みなさんのお部屋にも一台いかがでしょうか?
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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中前議晴リリース曲